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格局辞典凶格

鈴昌陀武

鈴星・文昌・陀羅・武曲の四星が大限で交わる形です。鈴昌陀武は古来名高い凶限で、不測の危険と判断の誤りへの備えが要ります。

関わる主星:武曲

🔑 成格条件

鈴星・文昌・陀羅・武曲の四つの星がすべて命宮の三方四正(=命宮そのもの+向かいの宮+左右ふたつの三合宮、合わせて四つの宮)の中に現れ、一つも欠けなければ、この局が成立します。四星は同宮している必要がなく、この四つの宮に散らばっていても同じく数えます。一つでも欠ければ成立しません。

📜 古訣出典

鈴昌陀武、限至投河(鈴昌陀武の限に至れば、身の置きどころを失うほどの窮地に陥る)

—— 『紫微斗数全書』

📖 詳解

斗数で最も名高い凶限の断語のひとつです。鈴星の陰の火、文昌の文書、陀羅の遅延、武曲の剛断——この四つの性質がねじれ合うと、「判断を誤って窮地に陥る」典型的な構造ができあがります。契約書を一枚読み違える、ある情報を鵜呑みにする、一時の剛情を通す。その結果を陀羅が長期のやっかいごとへ引き延ばしていくのです。古人が極端に重い言葉で警告したのは、これが重要な意思決定の場面に現れることが多いからでした。今日これを読むなら、要するに一言の忠告です。この限の年は、高額の署名も取り返しのつかない決定も、すべて先送りし、多く尋ね、記録を残すこと。

🔬 実例:一歩ずつ算出してみる

以下の命盤は当サイトの排盤エンジンで実際に作成し、判定ステップは同じ計算の中で格局判定器が出力したものです。解説と判定が同一の出所である点が要点です。

西暦 1985-02-19 23·男性旧暦 1985年1月1日命宮 五行局 土五局
実例の命盤
命宮
武曲
天相
陀羅 紅鸞
兄弟宮
天同
巨門
天姚
夫妻宮
貪狼
天魁
子女宮
太陰化忌
地空 地劫 天馬
財帛宮
廉貞
天府
文昌 右弼 鈴星
疾厄宮
遷移宮
破軍
天鉞 天喜
交友宮
官祿宮
紫微化科
咸池
田宅宮
天機化禄
福徳宮
七殺
文曲 左輔 擎羊
父母宮
太陽
天梁化権
火星 祿存
破線=三合 実線=対宮/挟宮
推算のステップ
  1. 1

    命宮(寅宮)を判定の基準として特定します。

  2. 2

    命宮の三方四正で 鈴星、文昌、陀羅、武曲 を探し、必要な星がすべて揃いました。

  3. 3

    最後に格の高さ:命宮の三方四正に 右弼、天鉞 があり、凶意は和らぎます——構造は残りますが程度は軽くなります。詳しくは下の「破格と注意点」を。

判定結果:成立しますが、吉星・禄星により凶意は和らぎます

右弼、天鉞

💡 この格の判定のポイント

この格は斗数では珍しい四星同時の検証です。判定器は三方四正という四つの宮の中に、鈴星・文昌・陀羅・武曲を一つ残らず探し出さねばならず、どれか一つ欠ければ構造全体が成り立ちません。多くの凶格よりずっと稀である理由もそこにあります。四つの星が揃うことを古人が重く見たのは、性質が積み重なるからです。鈴星は内にこもってくすぶる火、文昌は文書と情報、陀羅は引き延ばしともつれ、武曲は剛断と即決を司り、合わせれば「一時の剛気で文書や情報の判断を誤り、それが長期の面倒へ引き延ばされる」という鎖になります。四星が同宮しているかどうかを判定器は問わない点に注意してください。三方四正に散らばっていても同じく局をなします。この格は昔から限運の警報として使われてきました——この区間に入ったら、高額の署名や取り返しのつかない決定はひと呼吸おき、もう一つ質問し、証拠を残しておく。それだけで鎖は最初の環で切れます。

自分の生年月日時で命盤を作り、この格があるか確かめてみましょう

🎯 テーマ別の判断

仕事

この限では大きな転職と契約の締結を避けましょう。どうしても署名が必要なら専門家に目を通してもらい、口頭の約束はすべて書面にしてください。

財運

投資判断の誤りと、保証による連帯債務を厳重に警戒すること。この限の最良の戦略は攻めではなく守りです。

恋愛・結婚

気分の落ち込む時期の衝動的な決別に注意を。人生の大きな決定は、限を出てからにしましょう。

⚠️ 破格と注意点

四星が実際に交会して初めてこの局を論じ、ばらばらに散っている場合は成立しません。吉星の救いを得るか、本命が強旺であれば凶は軽くなります。これは「大限の警報」であって一生の宣告ではなく、限を過ぎれば解けます。一年分の用心リストとして受け取れば十分です。

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