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三奇六儀

丙奇

三奇の一つで月奇と称する。天干の丙は陽火に属し、あまねく照らす日の光を象り、権威・礼儀・栄達と突発の事を司る。吉門を得れば勢いを用いることができ、入墓して制を受ければ威光はたちまち収まる。

詳解

丙奇は奇門三奇の一つで、月奇と称する。天干の丙は陽火に属し、太陽の光を象り、烈しく外へ放たれる。取象は権威・礼儀・文明・名声・エネルギー・光電であり、また性情の烈しい人と、突発・爆発の事を代表する。丙火は威猛で、吉なる時は最も吉、凶なる時はまた烈しい。吉門・吉星を得て落宮が旺相なら、名声は一気に高まり権柄を手中にし、名を求め権を求める道は明るく開ける。凶門・凶格に臨めば火性は制御を失い、短気からの衝突やにわかに起こるもめ事を示す。丙奇は夏に旺じ、離九宮に落ちれば昇殿で光焔は最も盛ん。乾宮に落ちれば戌墓に入り、威光はたちまち収まる。冬は水旺のため制を受ける。丙が地盤の各干に加わればまた別の格局を成す。戊に加われば飛鳥跌穴で大吉。庚に加われば熒入太白で、盗賊による損耗に注意。癸に加われば華蓋悖師で、陰人が事を害する。丙が二つ同宮すれば月奇悖師で、文書に追い立てられる。丙はまた悖であり、天盤の丙が年月日時の干に加われば諸事悖乱し、行動にはことさら慎重を要する。丙奇を用いるなら公開と誇示に適する。名を求めること、面接、公演、権限の獲得には、その光の勢いを得るのが最もよい。注意点として、丙奇が空亡に逢えば名声は響けども実入りは少ない。門迫を受ければ火性が内に攻め、口舌と心血の疾に注意し、何事も三分の余地を残すこと。

テーマ別の判断

仕事・官職

丙奇は権威と名声を司る。吉門・旺宮を得れば、公開の選抜、報告やプレゼン、権限の獲得に適し、上司の引き立ては早い。凶門に臨めば鋒鋩がもめ事を招き、目立つほどあら探しに遭う。組織の中で事を図るなら、礼を尽くすことが才気を見せるより肝要。

財運・経営

丙奇の財は来るのも早ければ散るのも早い。エネルギー・光電・メディア・芸能などの業種に利がある。吉門を得れば話題の波に乗って利を得られる。庚に加われば盗賊による損耗に注意し、口座の安全に気を配ること。火性の業種は急拡大を貪らず、潮時と見れば手仕舞いを。

恋愛・結婚

丙奇が感情の宮に入れば、たちまち通じ合い、熱烈で率直、電撃的な恋の象がある。婚占で丙は性情の烈しい側に応じることが多く、火気のぶつかり合いに注意。些細な事が大喧嘩の引き金になる。熱愛期に将来を決めるなら、もう一季節見極めて、熱が引いてから真心を確かめるのがよい。

健康

丙奇は陽火に属し、心臓・血圧・眼・小腸に対応する。病占でこれを見れば炎症・発熱・心血管の急症に注意。立ち上がりが速いため、救急の受診をためらわないこと。日頃から心火の強い人は夜更かしと激怒を避ける。丙が入墓すれば病勢は外に軽く内に潜むため、再検査を欠かさずに。

旅行・移動

丙は光明を司り、また急を司る。旅行で吉門を得れば道中は快調で、日中に移動するのがよい。凶門に臨めば火の災いと短気からのもめ事に注意し、運転は速度を抑え、充電機器や可燃物をむやみに持ち歩かないこと。夏の遠出は暑さ対策を忘れず、混雑を外した出発がより安全。

訴訟・争い

丙奇は是非の明白を司る。訟占で吉門・吉星を得れば、事案は公開の場で弁じ明かすことができ、明るみに出ることがかえって己に利する。年月日時の干に加わって悖格を成せば諸事悖乱し、訴訟には横道が生えやすい。感情が高ぶった時ほど言葉を控え、法廷では証拠のみを語ること。

関連項目

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