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格局凶格

地戶逢鬼

天盤の己が地盤の己に加わる両己の伏吟で、地戸逢鬼と呼ばれる。暗昧の気が重なり合い、病占では最も凶。物事は幾重にも阻まれるため、静かに守って時を待つのがよく、軽々しく事を起こすべきではない。

成格条件

天盤 己 + 地盤 己

詳解

地戸逢鬼は天盤の己が地盤の己に加わることで成立し、六己の伏吟格である。己は陰土であり、地戸・田園・墳墓、そして暗昧な私情を象徴する。ここでいう鬼とは、陰に滞って晴れない気を指す。両己が同宮すると、暗さの上にさらに暗さが重なり、夜道を行くうちに誤って墓地に迷い込むかのようであることから、地戸逢鬼と名づけられた。成格の鍵は伏吟にある。天地盤の干が同じであれば気の巡りは完全に停滞し、己土はもともと暗昧を主るため、重なればいっそう閉塞し、あらゆることが進みにくくなる。この格は凶格だが、その凶は衝突ではなく停滞にある。病占では最も忌み、病状が重く長引いて治りにくいことを示す。古の断語はきわめて重い言い回しだが、今日では病勢が険しく、早めの受診が欠かせないと読み解く。事を占えば万事が思うように運ばず、人に頼んでも返事がなく、望みは進展しない。失せ物を占えば深く隠れて見つけがたく、旅人を占えば足止めされて帰らないことを示す。判断の際は程度の差に注意したい。開・休・生の三吉門の助けがあれば凶意は和らぎ、単なる遅滞にとどまる。死門・驚門に逢うか、宮位が門迫を受ければ、凶はさらに重くなる。落宮が空亡に逢えば、事柄が実体を失ってうやむやに終わることを示し、かえって災いには至らないこともある。総じて静をもって動を制し、旧を守って時を待つのが上策である。

テーマ別の判断

仕事・官職

就職や昇進は全面的に停滞し、送った履歴書や提出した申請は音沙汰がないことが多い。転職や自ら名乗り出ることは避け、現在の持ち場を守り手元の仕事を仕上げるほうが堅実である。配置転換に関わる意思表明は、先送りにするのが無難だ。

財運・経営

金運は閉塞し、入金は遅れがちで、投資案件は膠着状態に陥りやすい。新規開店・新規契約・追加投資には不向きである。旧い債権は回収が難しく、取り立ては長期戦を覚悟したい。守りに徹して資産を棚卸しし、局面が変わるのを待つのがよい。

恋愛・結婚

恋愛は沈滞期に入り、互いに胸の内を明かさず、誤解が水面下で膨らんでいく。告白・縁談・復縁はいずれも返事を得にくい。既婚者は冷戦の長期化に注意。自分から胸襟を開いて話すのはよいが、相手に即答を迫るのは避けたい。

健康

この格は病占で最も凶とされ、病状が重く長引きやすいことを示す。脾胃・腹部・慢性の持病にはとくに警戒が必要だ。様子見で先延ばしにせず、早めに正規の医療機関で受診・再検査を受けること。高齢の長患いの人は、家族が変化に一段と目を配りたい。

旅行・移動

旅は障りが多く、便の変更・遅延・急なキャンセルの確率が高いうえ、道中の雰囲気も重く、諸事すっきりしない。不要不急の遠出は日を改めるのがよい。どうしても出かける場合は時間の余裕を十分に取り、夜間の強行軍や人気のない経路は避けたい。

訴訟・争い

訴訟は長期化し、立件・開廷・執行の各段階で滞りが重なり、短期間では結果が出にくい。自分から訴えを起こすのは不利で、調停・和解での決着が望ましい。すでに係争中の場合は持久戦の備えを固め、証拠を揃えて時機を静かに待つこと。

関連項目

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