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格局吉格

小蛇化龍

天盤の壬が地盤の戊に重なる形。壬は小蛇、戊は青龍であり、蛇が龍の位に乗って一躍龍と化す。微より顕へ、一足飛びの立身出世を主り、男は発達し、女は出産の喜びを得る吉格である。

成格条件

天盤 壬 + 地盤 戊

詳解

小蛇化龍とは、天盤の壬が地盤の戊に重なる形を指す。壬水は蛇のように蜿蜒と流れ、十干剋応では小蛇と称される。戊土は青龍で、財帛と尊貴を主る。壬が戊の上に臨むさまは、蛇が龍の位に登り、勢いを得て化するがごとし。ゆえに小蛇化龍と名づけられ、魚の登龍門、微より顕への意を取る。古伝は「男は発達し、女は嬰を産む」と断じる。男命がこれを得れば、事業は低いところから飛び立ち、飛び級のような昇進がしばしばある。女命がこれを得れば、妊娠・出産が順調で、子宝の喜びがある。成格の原理は戊土が壬水を剋することにある。一見抑えられているようだが、実は水が堤防を得た形であり、氾濫の性が収束されて器を成す。小さな存在が舞台と規律を得て、かえって大器を成すのである。この格の吉の程度は中の上で、とりわけ平凡な出自で坂を登っている途上の人に利がある。低い谷にいるときにこの格を得るほど、応験は顕著になる。落宮で生門・開門に逢えば、昇進と蓄財の応はいっそう速い。凶門に逢えば化龍は阻まれ、機会が来ても受け止めきれず、外部からの引き立てが必要となる。注意点として、壬の落宮が空亡に逢えば化龍は空となり、雷声ばかりで雨は小さい。空を出るのを待ってから動くのがよい。門迫に逢えば吉力は半減し、昇進はあっても職位に実が伴わない。この格を得たら自ら進んで取りに行くべきで、株を守って兎を待てば化龍の好機を逃す。

テーマ別の判断

仕事・官職

飛び級の昇進の象で、活躍の場が格上げされる機会が目前にある。面接、公募、業績報告のいずれも自ら積極的に取りに行くのがよい。現場の下積みにいる者ほど応験が強く、思い切って勝負してよい。機会の窓は長く開いてはおらず、ためらいが長引けば化龍の勢いはおのずと消える。

財運・経営

金運は小より大へと転じ、小規模な商いに拡大の契機が訪れる。投入を増やすことも、より大きな基盤との提携も可である。正財・偏財ともに旺じ、とりわけ不動産や安定資産に関わる収入に利がある。ただし勢いを得た後にやみくもに手を広げることは厳に慎むこと。

恋愛・結婚

恋愛には質的な変化の喜びがあり、交際中の人は結婚話を進めてよく、ただの友人が急に熱を帯びることもある。女命が妊娠を問えば、受胎も出産も順調で、子を授かるには良い時機である。独身者は改まった場に多く足を運ぶとよく、貴人の仲立ちで縁が結ばれる。

健康

健康は快方に向かい、長患いの者にも転機が訪れ、養生の効果が早く現れる。妊娠・出産はことに吉で、お産は順調である。ただし壬水は腎と血液を主るため、快方に向かう間も薬を急にやめず、段階を踏んで療効を固め、ぶり返しを防ぐこと。

旅行・移動

外出は吉。とりわけ求職、契約、赴任のための遠出に宜しく、この旅には格上げの効があり、行けば新しい局面が開ける。日程は早いに越したことはなく、前倒しで発てば先機を占められる。水辺や川沿いの経路も差し支えない。

訴訟・争い

訴訟には形勢逆転の象があり、もともと劣勢だった側が有力な支援を得て、小さな事案でも予想を超える結果を勝ち取れる。積極的に立証し、自ら手続きを進めるのがよい。調停の場ではやや強気の姿勢でも構わない。自分側の持ち札は増えつつある。

関連項目

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