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八門

杜門

杜門は五行で陰木に属し、本来は巽四宮に位置する。閉塞・隠匿・防御を司り、災いを避けての退避、機密の保持、漏れの封じには適するが、求財や貴人への謁見、事を派手に進めることには適さない。

古訣出典

伤宜捕猎终须获,杜好邀遮及隐形。(傷は捕猟に宜しく終に必ず獲あり、杜は邀遮と隠形に好し。)

《烟波钓叟歌(煙波釣叟歌)》 · 八门吉凶(八門の吉凶)

詳解

杜門は五行で陰木に属し、原始宮位は巽四宮、東南に位置する。杜とは杜絶・封じるの意で、閉塞・隠匿・防御・機密保持を司る。象意には避難や身を隠すこと、機密業務、技術の探究、漏れの封鎖や防御、門を閉ざして客を断ることが含まれ、人事では警備・機密・技術研究開発に携わる人を表す。吉凶の位置づけは小凶の門で、その凶は禍ではなく塞がりにある。事を図ってこれを得れば阻隔が多く通じにくく、音信も滞りがちである。臨宮の生剋については、坤二宮・艮八宮の土宮に臨めば木が土を剋して門迫となり、閉塞の性が強引な塞ぎや抑え込みに変わり、鬱して変事を生じる。乾六宮・兌七宮に臨めば金に剋され、制を受けて塞がりの中に隙間があり、事態にはまだ転換の余地がある。坎一宮に臨めば水の生を得て、より深く隠れる。離九宮に臨めば洩気し、閉ざした中に機密漏洩の憂いがある。震三宮・巽四宮に臨めば比和し、杜の性は純正となる。春に旺じ、冬に相となり、夏秋には休囚する。用途としては独自の長所がある。災いを避けての退避、行方をくらますこと、機密の保持、漏れの填塞には杜門が最も適しており、古人はその邀遮と隠形に長けることを認めた。注意点として、失踪や逃亡を問えば、杜門は隠匿して見つけがたいことを主る。病を問えば、気の巡りの閉塞、大小便の不通の症を主る。杜門が空亡に逢えば、閉塞がかえって欠け目を露呈し、あるいは隠れきれないことを主る。丁奇と同宮すれば、水面下の文書や機密の事は成就しうる。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では情報が閉ざされ、昇進の道は一時的に塞がり、業務報告への反応も得にくい。技術・機密・警備・研究系の職種であればかえって安定する。この時期は専門の腕を黙々と磨き、詮索や派閥への肩入れは控えるのがよい。転職の話は必ず秘密を守ること。漏れれば必ず変事が生じる。

財運・経営

財路は詰まり、収入の流れは滞り、投資情報も不透明で、見通せない案件には一切手を出さないこと。支出の漏れを塞ぎ、不良債権を整理するのがよく、守財が求財に勝る。隠れた資産や技術特許系の収益はまずまずだが、公開市場での売買はこの時期に収穫を得がたい。

恋愛・結婚

気持ちがあっても言葉にならず、双方が殻に閉じこもり、口論より冷戦が多い。独身者は縁談の情報が通じず、紹介者の段階でつかえやすい。自分から話の糸口を開き、二人きりで対話できる機会をつくるとよい。相手に隠し事があるなら、性急に問い詰めるほど固く閉ざされるだけである。

健康

気の巡りが閉塞する症を司る。胸のつかえや気滞、大小便の不通、抑うつや不眠、血管の詰まり系の問題は重点的に検査すべきである。通じを良くする調理がよく、導引・マッサージ・運動はいずれも好適である。受診時は症状を漏らさず伝えること。隠し事があると誤診されやすく、再診も予定どおりに受けること。

旅行・移動

外出は阻まれることが多く、渋滞・道路封鎖・航空管制の確率が高く、行程の情報も滞る。災いを避けての退避、目立たない移動、隠密の行動はかえって杜門の利を得る。遠出は事前に道路状況を調べて余裕を持たせるとよい。人捜しで杜門を得たら、当人は身を隠しており、近くに深く潜んで見つけがたい。

訴訟・争い

訴訟の進行は滞り、立件・証拠収集・開廷のどの段階でも足止めされうる。相手は証拠を隠したり、姿を見せなかったりする。秘密裏の調停や内々の和解の道を採るのがよい。重要な証拠は消失する前に押さえて固定すること。引き延ばしが自分に不利な場合は、強制手続きを申し立てて局面を破る。

関連項目

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