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格局凶格

游魂入墓

天盤の己が地盤の辛に加わり、暗い土が陰金を覆う。人は身を隠し、家宅には怪異があることを主る。高位にある者は矛先を避けるのがよく、常人は家宅が落ち着かず、疑いと不安の事が多い。

成格条件

天盤 己 + 地盤 辛

詳解

遊魂入墓は天盤の己が地盤の辛に加わることで成立する。己は陰土で、墓庫と暗昧を司る神である。辛は陰金で、天獄の干と号し、過ちと刑咎を主る。己土が辛金に加われば土が金の光を覆い、魂魄が居場所を失って墓穴に迷い込むかのようであることから、遊魂入墓と名づけられた。成格の理は二つの陰の重なりにある。己の暗昧と辛の罪咎が出会えば光明は尽き、それゆえ断語は「大人は身を隠し、常人の家には邪祟あり」と説く。高位にある者はこの時期、疑いを避けて身を潜め、表に立とうとしない。一般の家では家宅に怪しく落ち着かない出来事が多く、人心は浮き足立ち、疑念が次々と湧く。吉凶の程度としては凶格だが、その凶は陰鬱なざわめきにあり、刀兵のような急難ではない。家宅を占えば最もよく的中し、家内が安らがず夜の夢が乱れることを主る。病を占えば原因のはっきりしない、精神が朦朧とする類の症状を示す。人を占えば相手が身を隠して現れず、音信が通じにくいことを示す。三吉門や吉星の助けがあれば、ひとまず雌伏して禍を避け身を守る意と解せられ、かえって退いて進む含みも出てくる。凶門に逢えば陰鬱さが増し、怪しい出来事が頻発する。落宮が空亡に逢う場合、怪異の多くは取り越し苦労であり、心を落ち着け住まいの環境を整えれば、大半は解消できる。

テーマ別の判断

仕事・官職

職場では隠れるが吉、目立つのは凶。この時期に頭角を現そうとすると、いわれのない揉め事を招きやすく、経営層にも水面下の動きが多い。ポストを争ったり手柄を誇示したりせず、内情を聞き回るのも控えること。本分の仕事をこなして存在感を抑え、局面が明らかになってから次の一手を考えたい。

財運・経営

金の流れが不透明で、出所の怪しい案件に出くわしたり、陰で仕組まれた罠にはまったりしやすい。仕組みの分からない儲け話には決して手を出さず、知人の紹介による内密の商売にはとくに用心を。投下済みの資金は静観し、追加投資も吹聴もしないこと。

恋愛・結婚

相手は胸の内を深く隠し、見え隠れしては熱くなったり冷めたりで、関係は霧の中の花のようにつかみどころがない。問い詰めれば、相手はいっそう遠ざかるだけだ。互いに間合いを置き、言動が一致しているかを見守るのがよい。陰で引っかき回し、仲を裂こうとする者にも注意したい。

健康

はっきりした原因の見つからない不調が多い。不眠・多夢、精神の朦朧、理由のない倦怠感などである。まず全身の検査で器質的な問題を除外し、そのうえで生活リズムと情緒を整えたい。住まいが暗く湿気がちなら、早めに採光と通風を改善すること。

旅行・移動

旅先では道に迷ったり進路を誤ったりしやすく、夜間はとくに顕著で、宿泊先でも心をざわつかせる小さな出来事が起こりがちだ。深夜の移動や人里離れた宿は避けること。証明書類と貴重品はしっかり管理し、行程を家族に伝え、連れ立って動くのが最も無難である。

訴訟・争い

訴訟では鍵を握る人物が身を隠して現れず、証人と連絡が取れなくなり、相手は引き延ばしと回避を重ね、事件は霧に包まれたようになる。力押しは益がなく、正式な手続きで証拠を取り寄せ、公示送達を申し立てるのがよい。舞台裏で動く者に備え、常に次の一手を残しておきたい。

関連項目

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